第10回読書会 るる編

きみはいい子 中脇 初枝

初めて読む作家の本です。色んな年代の話なので自分が子供になったり、子供をもつ親になったり、そして年老いた親を持つ子供になったり。その時々の心理が非常にリアルでちょっと居心地が悪いほどでした。どうして居心地が悪いのかを考えてみることもないくらいで、自分がかつてそのような虐待を受けたか、或いは虐待をしたか、或いは一歩間違えたらやっていたかもしれないと言う気持ちあるからなのでした。虐待をされたという記憶はありませんが、まだ小さな頃に母に皮ベルトでぶたれた記憶があります。何でぶたれたのかは全く記憶にないのですが、皮ベルトを手に持つ母が大泣きをしていたのをはっきりと覚えています。その時の私は怖いと思う気持ちはもちろんありましたが、普段怒らない母をここまで怒らせたしまった自分が悪かったのだと思ったことは今でも記憶が薄れません。決して二度と母をここまで追い込んではいけないのだと子供心にも思いました。たぶん母の愛情を身をもって感じていたのだと思います。

自分が子を持つ親になってからは吃驚することが度々ありました。大人の社会ではけんかをしたり、好き嫌いがあってもそれを隠し何とかうまく対処をしながら暮らしているのですが、子供というのはこちらのそんな感情は全く通じません。自分がとてつもなく感情的になることがしばしばありました。そんな自分を経験するのはすごくいやでした。もちろんその反面子供は大変可愛く「生まれてきてくれてどうもありがとう」という心も同時に存在しています。
私が子供に注いでいる愛情を、同じように母からもたっぷりと愛情を注いで育ててもらったと確信していますが、今は年老いてきた母親のわがままが気になることもあります。愛情豊かな私も、うっとおしいと思う私もどちらも本当の私ですが、この本はどちらかというと私のいやな面を思い起こせるような居心地の悪さをずっと感じてしまいました。でも読後感は思ったよりも軽く清々しく自分の内面をもう一度見直すというのに役立っていると思います。


オリビア セント クレア
ジョアンナの愛し方


一体どういう経緯でこの本がブッククラブ読書会のお題目本になったのか全く覚えがありません。けれども私の所へまわって来たときには既に3人が読み終わっていたので続けて読むことになりました。
はっきり言って感想文は非常に書きづらい、なんだか自分の性生活をさらけ出しているような気がするからなんでしょうか。しかし昔から日本で言われるような48手というのがありますが、ジョアンナの愛し方はなんと203もあります。一つづつ試したとしても203日は楽しめるという事なのでしょうか。面白いのは日本の春画が文中に案内されていたり、芸者遊びの一つである野球拳(じゃんけんに負けたら一枚づつ着ているものを脱いでいくという遊び)や真珠を使用する方法などが案内されているのは吃驚、セックスに関しては日本は遅れているのかと思っていたけれども、実は進歩していたのですね。さあ、私自身はどうでしょうか?それはひみつです。


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