パースブッククラブ 

日本語活字中毒の皆々様 ようこそ趣味の貸し本屋へ 

第9回読書会 あずき編

まぐだら屋のマリア・原田マハ
本を読み始める前に、マグダラのマリアってなんだっけ?どの小説に載ってたんだっけ?
ダビンチコードとかそういう宗教の話の出てる推理小説だっけ?それともニューエイジ系の本だっけ?
と色々記憶をたぐり、内容を勝手に想像しようとした。
が、歳を取ってきた証拠?そのおかげで思い出せず、先入観中途半端で読み始めることができました。

主人公が料亭で働いていた時の上下関係の厳しさ、純粋に母を想う気持ち、絶望的な挫折感など若さゆえに味わう心の動きがとても良く描写されていると思います。
マリアは聖女なのか悪女なのかドキドキハラハラ。都会の忙しい人達には忘れ去られているような、まわりの純粋な人々の暖かい心、また女将の一途な思い、最後にはかなりストーリーもツイストされてあって読み応えがありました。
マリアはMaria、(これは簡単にわかりましたがそれにしても有馬りあから?)紫紋はSimon、丸弧はMarco、与羽はJohane、Magdalaはマグロとタラから?などやっぱりユダヤ教に因んだ名前が上手に分散されて出てきたな、と、思いました。
一気に引きずり込まれるお話です。

老いじたくは財産管理から
的を得てますよね、この本は。
老後のためにとせっせと働いて節約して、そして気が付いたら自分で自分の管理ができなくなり、子供達に老人病院に入れられ、そして相続争いに繋がっていく。
悲しいじゃないですか、せっかく貯めたお金も思うように自分のために使ってもらえないし。
老いというものは最初はジワジワとやってきますがまだいける、まだまだ!と頑張っているうちに突然襲いかかってくるのだと思います。
色々な法律専門用語が出てくるので途中から読むスピードが落ちてしまいましたが、老いてしまう前に沢山の人に是非読んでいただきたい本だと思います。

裁判長!!ここは懲役4年でどうすか
ナルホド裁判の傍聴という趣味があるんだ、とまず感じました。
裁判というのはテレビ新聞で耳に入ってくるばかりで、もちろんなかなか即決されるわけでもなく忘れた頃に思い出さされるという感じです。
判決が降りる頃、残念ながらその頃になると一般市民もどんどん次に起こったことに気を取られ、「あぁそんな事件もあったなぁ」「ふーんそうか」と関心も薄れがち。
偶然にも最近テレビドラマで検察官のシリーズを観た後だったので、少しばかり検察と弁護側などの置かれる立場など垣間見たような気がしました。
が、この本はドラマではなく本当に作者が経験し、書かれたものであって、このような事がずっと毎日行われているかと思うと不思議な感じがします。
自分の経験で何度か裁判所に出向いた事がありますが、そんな時にも傍聴人の人っていたのでしょうか?
そして黙って傍聴しながら「うん、これは妥当ね」とか思われていたのかと思うと、少し苦笑が出てしまったのでした。
事実は小説より奇なり…とはよく言ったもの。
一旦傍聴を始めると色々な人生模様、生き様が見えて止められなくなるのでしょうね。



[ 2014/11/18 01:00 ] ブッククラブ読書会 | TB(0) | CM(0)
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