第7回読書会 あめ玉編

つぶやき岩の秘密
新田次郎ということで少し敷居が高く恐る恐る読み始めたのですが、読み始めたらミステリー仕立てで、主人公の成長とともにだんだんと謎が解けていきあっというまに読み終えてしまいました。

海が好きな男の子の冒険小説かと思いきや、太平洋戦争の戦争遺産、金塊にまつわる話で宝のありかを守るためには罪のない人たちや挙句の果てには主人公の男の子にまで手をかけようとする老人達。きっと戦争が起こる前はごく普通の善良な人たちであったであろう人たちが、戦争が起こり資金源としての金塊を守るように言われたところから人生が変わってしまう。悲しいことです。

主人公は小学生(後半は中学生)の男の子ですが、後の登場人物はすべて大人たち。特に印象に残ったのが担任の小林先生で自分の意見をはっきり持っている主人公を信用してあれこれと口を出さず見守りつつ、大事なところはきちんとわかるように話し合い出来る限り寄り添えるというのはすごいことだなあと思いました。

初めて新田次郎の本を読んだのですがとても面白かったのでまたこの作者のほかの本も読んでみたいと思いました。


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