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第6回読書会 つぶあん編
2014-03-16 (日) | 編集 |
セックスボランティア 河合香織
一気に読み終えるつもりで読み始めたのですが、何度も何度も本を閉じてしまいました。

もし自分がこの本に出てくる障害者の立場だったとしたら?と何度も問いかけられ、自分の中で無意識にタブー化している部分を穿り返されているような、衝撃的な内容でした。

私は看護師として働いていましたが、三大欲の食欲、睡眠欲、性欲へのアプローチのうち、恥ずかしながら、性欲への介助に関して学んだというか、考えた記憶がありません。
さらに1996年には改正されましたが、1948年に公布されたという優生保護法(障害者の一部に対して、輸卵管や輸精管の結紮を行ったり、本人の同意なしに子宮摘出などの優生手術が行なってもいい、など)という法律があったことも、全く考えてもみないことでした。

きっと障害者の人たちと多く関わる事がないほとんどの人たちは、ほとんど突き詰めて考えたことがないことかもしれません。
私は健常者に与えられている権利は等しく障害者にも与えられるべきだと思います。
しかし、このようなタブーの意識を無くしていくには、健常者が本当に障害者の立場になって考えていかなければなりません。
多くのひとに読んで欲しいと思う本です。


流れる星は生きている 藤原てい
主人公は物語の初めから夫と別れ、幼い子3人を母ひとりで守っていくことになるのですが、ある時期の自分自身と重なり、何度も悲しくなってしまいました(汗)。が! 私(たち)は恵まれすぎています。食べるものがなく命の危険を感じたこともありません。発狂してしまいそうなくらいの極限状態に置かれたこともありません。

幼子を抱えて何度も深い川を渡る主人公の母、どれだけ恐ろしかったか。
足の裏に穴があいて砂利や石が埋もれしまうほどの大怪我と壮絶な傷みのなかを歩いて行かなければ死んでしまうほどの極限状態。
なり降りかまわず生き延びようとする母の執念は、生温い自分を奮い立たせてくれました。

悲惨な話が多いなか、少しだけホッとさせられたシーンは、当時、北朝鮮の人が同情して手を指しのべてくれたところ。

このような歴史は語り継いでいかなかれば消えてなくなりそうなことです。
多くの悲惨な日本人の犠牲の上に今の私たちの生活があることを、忘れないでいかなければ。
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