本と私 るる編13

中国語と格闘し、漫画に浸りきっていた私は、ある日、家に中国語の小説があるのを見つけました。
はじめて読む中国語の小説です。「17歳の憂鬱」というタイトルで今まで読んだことがない青春物語でした。
最初に読んだロビンソンクルーソーの漂流記の時の様におぼつかない中国語で、しどろもどろになりながら読み進めていましたが、12歳の私には青春物語、初恋物語、ひいては男女のこれをして嫌われないだろうか、しない方がいいだろうかとか、なんだかうじうじしてちっともお話が進まないことに、イライラ感がつのりやはりすんなりとは頭に入ってきませんでした。
何日も掛けて一生懸命読み何とか読み終えましたが、ロビンソンクルーソーの漂流記のように2度読みしたいとは思えませんでした。
思えばこの頃に日本語の本の存在を忘れて、漫画をかくして読みあさり、名作「ベルサイユの薔薇」にはまる事になったのです。 こうして中華学校で小学校6年生と中学校1年生を終えました。

つづく


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