日本語活字中毒の皆々様 ようこそ趣味の貸し本屋へ 
第2回読書会 さっちゃん編
2013-02-26 (火) | 編集 |
さっちゃんより

24人のビリー・ミリガン(上・下)

この本をはじめて読んだ時、私は19歳でした。
監獄に入っている大量殺人者のバイオグラフィーや実際に起きた事件をプロファイリングという視点から検証している本等を読みあさっていた頃に本屋で平積みになっていたものを見つけて、買ったのです。
最初の数ページにある、それぞれの人格が描いた全く違った作風の絵の写真を見ても「分裂しているふりをしているだけなんじゃないか?」という疑問は、この本を読んでいる間ずっと頭の中にありましたが、テレビで本物のビリー・ミリガンの人格が変わる瞬間(誰かからレイゲンに変わった)をみた後は、そういう疑いはなくなってしまいました。

「それだけでは物足りず」というか、「若かった私」というか、その頃好きだった人が「多重人格者じゃないか?それだったら、彼の行動も理解できる。うんうん。彼の中で一番優しい人格が私を好きだったのよね。」という私自身にとって都合のよい考えにはまってしまったほどです。おかしなもので、今でもそう思う事によって、過去を美化している自分がいるのが笑えます。

その後、多重人格を題材(フィクションもノンフィクションも)にした本をかなり読みましたが、24人のビリー・ミリガン程、強烈な印象を残した本はなかったです。
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