本の中のあれこれ 市川編

「人は記憶と言うものを巧みに使って、あたかも時間を遡ったかのように感じるという、ちょっと気の利いた能力を持っている。そうやって人は自分が過ごしてきた時間の中を自由に行き来して薄味の人生にぴりっとした香辛料を振るのだ」――――文中 市川拓司

(読者は読んでいる本の中に引きずり込まれてしまい、いつの間にか自分が主人公になってしまったり、或いは主人公と一緒に本の中で考えたり、行動をしたりすることも出来る。本を読むということはとても不思議な体験をさせてくれます)――――るる

市川拓司の本は主人公になってしまったりしないが、一枚の絵を見ているような、目の前に繰り広げられていく空気の少ないスクリーンを見ているような感じになってしまう。
今回彼のデビュー作を読んでますますセピア色のスクリーンを見ている様な感じにとらわれました。

Separation/いま、会いにゆきます/そのときは彼女によろしく/世界中がだったら


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