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ビブリオ合戦4 あずき編

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佐藤初女・限りなく透明に凛として生きる

「限りなく透明に凛として生きる」――この20年、93歳の著者がずっと温め、最も伝えたかったテーマ。 
雪深い青森・弘前にある『森のイスキア』の窓外に美しく光る葉は一枚一枚が透明だ。
著者曰く、「複雑な世の中を生きるには、心が透明であればほんとうに生きやすい。逆に透明でなければほんとうに生きにくい」「野菜が透明になる瞬間にふと自分も透明になれる。ブロッコリーがかわいいな、と感じながら見ていると、透明になった瞬間がわかる。野菜も陶器も人間も“いのちのうつくしかえ”のときに透明になる。『揺れる』と『迷う』は違う。人は揺れているときに成長しているのよ」。
著者は、「奉仕のない人生は意味がない。奉仕には犠牲が伴う。犠牲の伴わない奉仕は真の奉仕ではない」という神父の言葉に心を揺さぶられた。
特別な能力も経済力もない自分に何ができるか?と考え、「私には心がある。心だったら汲めども汲めども無尽蔵にある」と『森のイスキア』を開いた。
ここには自殺寸前の人や悩み多き老若男女が訪れる。
だが、ひと粒ひと粒想いがこもったおむすびや、「おいしくなってね」と著者から声をかけられたぬか漬けを食べ、悩みを聞いてもらうだけで次々立ち直っていく。
実際、このぬか漬けを食べると、きゅうりが著者の呼びかけに「おいしくなるね」と必死に頑張っているかのようだ。
日々の生活の中に信仰や祈りを入れ、素直な心で「はい」「ありがとう」「ごめんなさい」と言えることが、透明に近づく一歩だという。
第5章には、多くの経営者ファンがいる哲学者の芳村思風氏、カトリック界で大人気の晴佐久昌英神父、ベストセラー作家で現役産科医の池川明氏の3賢者と著者が対談。
哲学、宗教、お産の観点から「限りなく透明で凛として生きる」を分かち合うが、非常に深みがある。
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