日本語活字中毒の皆々様 ようこそ趣味の貸し本屋へ 
本の中のレシピ 角田編 
2015-10-31 (土) | 編集 |
角田光代・彼女のこんだて帖 「かぼちゃの宝蒸し」から

「かぼちゃのお宝料理っていうのを教えてほしいんです」「はあ?」「あっ、いい忘れました、私、あの、息子さんと、おつき合いさせていただいているものなんですが、息子さんが、あの、お母さんのかぼちゃのお宝料理がすごく美味しかったっていつも言ってるんで、今度の誕生日に、あっ、まだ先ですけど、練習して、作ってあげようと思って。でも、どの料理本を見てものっていなかったんで、失礼を承知で、お電話してしまったんです。」こんなこと言われたら嬉しいですよね。

「お宝料理なんてすごいものじゃないわよ。」「かぼちゃを用意して、軽く蒸して上の部分を切って種とわたをくりぬくの。中身はね、鳥と豚のひき肉、きくらげ、グリンピースににんじん、それを卵、塩胡椒、しょうが汁、酒、醤油と混ぜ合わせて、小麦粉をふったかぼちゃの内側に詰めるのね。」「それからそれを蒸している間に、くずあんを作るの。かぼちゃがあまいから、たれは少ししょっぱめでいいわ。おだしに薄口醤油と塩にみりん、片栗粉でとろみつけてね、そうすると、小金色の、それは美しいあんができあがるから」

やっぱりかぼちゃのお宝料理とよびたい一品です。

09.06.15 100
(10月31日、ハロウィーンにちなんでカボチャです)
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