パースブッククラブ 

日本語活字中毒の皆々様 ようこそ趣味の貸し本屋へ 

第11回読書会 あずき編

神去なぁなぁ日常

この「なぁなぁ」という表現、これって大阪人の使う「ぼちぼち」と一緒かも?これが読み始めて一番に私の頭に思いついた事でした。「チョー今どき」で、それこそ「なぁなぁ」と何となく生きてきた平野勇気の言葉で書かれている物語。学校の先生と親の陰謀で、彼とは全く正反対の環境に送り込まれる。過疎化した村、それも世間からは全く忘れられた様な林業で生計がまかなわれている村。八百万の神を信仰する古い風習。山の「神さん」、「神さんの娘さん」がかもしだす不思議な魔法、大自然の中で生きる村の人々のアツい動物的な行動、感情が、デジタル化していた若者、勇気に本来の動物である人間を思い出させていく。都会に住む私たちにも、こういう世界があってこそ人間は生きていけるんだということを実感させてくれる内容だと思いました。

自閉症の僕が跳びはねる理由

NHKのドキュメンタリーを観てなんとも大きなショックを受けました。その後にこの本を読んだので、ドキュメンタリーの要約本という感じで読んでしまいましたが。自閉症という事に対していかに自分の中での理解が間違っていたかと気づきました。奇声をあげる、跳びはねるなど、外見からの行動とは正反対に、内面に閉じ込められた人達はコミニュケーションが上手くできないだけで苦しんでいるんだという事実。本には書かれていませんが、この文字盤を開発して自閉症の東田直樹さんの心を解き放す事が出来たお母さんは素晴らしい。そして世界中の言葉に訳された本によって、自閉症の人々の気持ちを直樹くんが代弁する事によって、医学的な研究がもっと進めば、苦しむ人々、家族も将来的には少なくなるんだろうなと思いました。

[ 2015/07/07 01:55 ] ブッククラブ読書会 | TB(0) | CM(0)
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