日本語活字中毒の皆々様 ようこそ趣味の貸し本屋へ 
大晦日 2012年
2012-12-31 (月) | 編集 |
忙しく過ごしている間にあっという間に大晦日になってしまいました。

今年はどんな本を読んだかな?と振り返れば、それはもう沢山の本を読みました。

疲れて気持ちの切り替えが必要だった時に読んだ坂木司の和菓子のアンは月並みな言い方だけど良かったし、はじめて手にした大沢在昌の北の狩人のまっすぐな主人公に恋しそうになったし、岡田尊司のあなたの中の異常心理を読んでは「ふんふん」と納得顔してみたり。

数えあげたら限がないのだけれど、本にはお世話になりっぱなしです。
ブッククラブの棚に出す前に1冊づつきれいにして、心をこめてカバーをかけて「皆に読んでもらうんだよ」と声をかけるのだけれど、今日はそんな本達にあらためて言いたいです。

本、ありがとう。
いつもそこにいてくれて。
来年もよろしくね。

世界の本好きな皆様、良いお年をお迎えください

本のご紹介 北森編
2012-12-30 (日) | 編集 |
気の利いたビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤。
スコッチテリアのついたエプロンをして、カウンターのうしろで、素晴らしく美味しい料理を出しながら、
来た人の心を温める。
結末が、寂しくてもハッピーエンドでも落ち着くところに落ち着くのに手を貸している。
でも、出しゃばりすぎないのがいいのよね。

北森鴻の3冊、ホッとしたい夜に読むのにぴったりよ。
桜宵
花の下にて春死なむ(第52回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞作)
蛍坂
子供と本 5
2012-12-29 (土) | 編集 |
今まで一人でベビーベッドに寝ていた娘は、本読みが終わるとすぐに自分で横になり寝る体制になるのですが、1ヶ月にもわたる里帰りホリデーで1人寝をすっかり忘れたのでしょうか。
私が何度言い聞かせても体を横たえようとはしませんでした。
ついにベビーベッドにつかまって立ったままの娘をそのままにして部屋を出て行きドアを閉めました。
しばらくしてからドアをそっとあけて中を見ると、ベッドにつかまり立っている娘と目が合ってしまいました。私を見つけた娘は直ぐにニコニコしました。
途方にくれるというのはこういうことでしょうか。
でもこの時の私は「なんて可愛いんだろう」と親バカにも思ってしまったのです。
これがオーストラリア人の夫であれば、部屋を閉めた時点で自分の事に没頭して子供の部屋には再び入らなかったでしょうが、子供部屋に入った私が負けてしまったのでした。
J様より 昔日の客
2012-12-27 (木) | 編集 |
ブッククラブメンバーのJ様。いつも美味しいケーキを差し入れして下さいますが、今回は「とてもよい本があるの」といって本を貸してくださいました。

昔日の客 関口良雄

大正七年に生まれた本を大好きな人が古本屋を始めたお話です。時代の背景の為か、ご本人の人柄か当時の錚々たる作家と面識があり、とっても和やかな古本屋人生を送っていました。
本好きを自負している私でしたが、「昔日の客」の中に出ているお話は一編も読んだことがないのが大変残念でした。
ただ一つ「八犬伝」の改定新装版といえる「新里美八犬伝」のみを昔読んだ記憶があるだけです。
おしまいにある関口良雄略歴に交流のあった多数の作家、学者等その主な方々のお名前が60名近く記してありました。
とても有名な作家でありましょうが、その60名の中でも私は5名の本を読んだことがあるだけで、読んでいない優れた作家が沢山いるのをなんだかとてももったいないように思えて勉強不足を感じました。

「昔日の客」はとてもお洒落なうぐいす色の布張りの素敵な本です。そんな大事な本を貸していただき、本当にありがとうございました。

私達も本好きが高じて貸し本屋を始めたのですが、メンバーの皆様と心のふれあいが出来ることは望外の喜びでもあります。

ブッククラブは本当に幸せものです
旅先からのお便り
2012-12-26 (水) | 編集 |
ミラノのサンタマリアデッレグラッツイエ教会のあまりにも有名なレオナルドダビンチによる「最後の晩餐」を見るのは今回のホリデーの大イベントでしたが、どうやら見られそうもありません。シーズン中は2ヶ月前から予約が必要とのことでしたが、冬だということもあり予約なしで来たのがいけなかったようです。次の空きは1月8日。どうやら私達のミラノ滞在中には実現できそうもありません。とっても残念ですが、次のイタリア旅行の楽しみに残しておくことにします。

ちょっと邪道ですが、ダンブラウンのダビンチコードを読んで絵をもう一度おさらいする事にします。
ハッピークリスマス 
2012-12-24 (月) | 編集 |
クリスマスイブって、どうしてなのか、どこにいても「スペシャル」な気持ちがします。
今年は、桑田圭祐のKissin'Christmasを聞きながら、ぼんやり過去を思ったりしています。

これまで、どれくらいの数のどんな本を読んできたのか。
全部おぼえていないけれど、沢山の本達が「私の時間」にありました。

これからも良い子にするので、サンタさん、これからもどうぞ素敵な本に出会えますよう、取り計らってください

Happy Happy Christmas to you all
旅先からのお便り
2012-12-22 (土) | 編集 |
べネツィアでも朝寝をしている娘を残し午前中は夫と観光、午後は娘とショッピングという毎日を過ごしています。
パース出発前11月終わり頃、べネツィアの一部が1メートルの洪水だとニュースでやっていました。到着してみたらサンマルコ広場は晴天だったり、曇天だったり、霧に包まれていたりしていますがまだ洪水という状況には出会っていません。

べネツィアではビバルディーのコンサートを聴き、くるみ割り人形のバレエを鑑賞したりちょっと文化的な夜を過ごしています。

でも電車での長距離の移動にはブッククラブから持ってきたちょっと古い文芸春秋を読んでいます。
やっぱり日本語はいいなあ。
子供と本 4
2012-12-22 (土) | 編集 |
普段子供達はそれぞれの部屋で1人で寝ていますが、日本に里帰りをした時はそうもいきません。2部屋のアパートに住む父の家に滞在する時は、必然的に1家4人が1部屋に寝ることになります。
子供2人を真ん中に寝かせ私と夫は子供を挟むようにして外側に寝ます。ようは窓ガラスを蹴飛ばさないように、障子や襖に穴を開けないようにという配慮もあるのです。

日本滞在中は父の家のすぐ近くに児童館がありましたので何回も通いました。
新しい日本の絵本を借りてきては父に読んでもらっていました。
日本国内の旅行中には洋式のホテルよりも畳のある和室の方が便利ということもあり、旅館や民宿に泊まったものです。ここでも1家4人子供を真ん中にして寝ていました。
さて、ホリデーを終えオーストラリアの家に帰った後大きな変化がありました。
下の娘がベビーベッドで寝なくなってしまったのです。
minori様 おすすめの本
2012-12-21 (金) | 編集 |
ブッククラブメンバー様の本好きなminori様から「この本すごく面白いよ」と小路幸也東京バンドワゴンを貸していただきました。

昭和のテレビドラマを思い出してしまう心温まる下町のホームドラマです。

主人公たちの名前がなんともいいのです。ロックバンドの我南人(がなと)、その子供達は青色を基調にちなんだ名前です。

藍子、紺、そして青。

今は核家族化が進んでしまい、大所帯の家族はあまり見られなくなりましたが、本の中の心のふれあいが私をほんわかと優しい気持ちにしてくれました。
シリーズもので人気があるのも納得できます。

メンバー様からおすすめの本のおすそ分けをしていただいているブッククラブは本当に幸せ者です
minori様、ありがとうございました。
本のご紹介 和田編
2012-12-19 (水) | 編集 |
日本へちょっと帰っていたのですが、和田竜のぼうの城が映画化されて上映していました。
見に行く時間がなくて、とても残念だったんです。

代わりと言ってはなんですが、和田竜小太郎の左腕を買ってきました。
これも映画化された時の雰囲気が想像できる本です。
歴史小説にしては、軽い感じの仕上がりになっています。

和田竜の本は文庫本の棚の一番最後にあります!
本のご紹介 角田編
2012-12-17 (月) | 編集 |
角田光代
対岸の彼女

中学、高校、大学、社会人、そして結婚後の女性の人生が垣間見えます。人はどうして生きていくのか?それは何故なのか?考えさせられてしまう本です。
旅先からのお便り
2012-12-16 (日) | 編集 |
娘のハイスクール卒業旅行を兼ねたホリデーでイタリアに来ています。
長年美術本で眺めていたミケランジェロのデイビッドとボテチェリのビーナスの誕生の実物を見ることができ大変感動しています。
明日はフィレンツェから1時間のleaning tower of pisaを見に行って来ます。

ところでイタリアに関しての圧倒的な知識不足に、もっと塩野七生の本を読んでおけば良かったと
思っているところです。
子供と本 3
2012-12-15 (土) | 編集 |
我が家ではオーストラリア人の夫の習慣に基づいて、子供は子供部屋で1人で寝るのが習慣です。
2歳違いの下の娘が生まれてもそれは変わらず、子供2人は生まれてから直ぐにそれぞれ自分の部屋で寝ています。
もちろん何度となく夜中の授乳が必要となりますので、その時は私が子供部屋に出向くことになります。
おしめを変え、授乳しげっぷをさせてからもう一度おしめを変えるので、終わった頃には1時間以上経っているのでくたくたです。それでも1回目はまだなんとか1人用のソファに座り、V字クッションを重ね白湯を片手に飲みながら本を読むことも出来ました。
でも夜中の授乳が2度3度と重なるともう余裕はありません。子供部屋に持ち込んだベッドの上で添い寝をしながら授乳するようになります。朝が来たら、私が子供部屋になんて言うことはしょっちゅうでした。
本のご紹介 福井編
2012-12-13 (木) | 編集 |
福井春敏
川の深さは

不器用にしか生きられない人がいる、気恥ずかしくて言葉がつい乱暴になってしまう人がいる。
でも真正面から見つめる真摯な瞳に出会ったら、あなたはどうしますか?
「人の心を強く揺さぶる感動の種は、常に人間の行動の中で芽吹く。」(解説:豊崎由美)

心に残る言葉と行動が沢山出てくる小説です。
物語が何かを問いかけてくると言うよりも、作者が本を通してあなたに問いかけてくる本でもあります。
本の中のあれこれ 服部編
2012-12-10 (月) | 編集 |
服部真澄
エクサバイト

2025年、2030年、2119年という近未来のお話です。2012年現在、世界中の情報を集め続けるグーグル。高空から撮影されたグーグルアースの街路の写真を見て喜んでいるうちに、ストリートビューを使えば、自宅の写真までがネットで見ることが出来る(見られてしまう)ようになりました。(池上彰 ジャーナリスト)

2025年、2031年には一体どうなってしまうのでしょうか。
現在の留まる事の知らないITの発展はどこへ向かっているのかと考えさせられてしまいます。
なんだかとても怖いお話です。

エクサバイト=百万テラバイト=十億ギガバイト
おいしいパン
2012-12-09 (日) | 編集 |
副たんはとっても可愛いメンバー様です。
オーストラリアで買った洋服や小物を素敵にコーディネートして、毎回るる&さっちゃんは「娘にまねさせた~い」と言わずにはいられません。

かなり前になりますが、そんな副たんが、手作りのパンの差し入れをしてくれました。
それもブッククラブの時間に間に合う様に土曜日の朝6時半起きで作ってくれたのです。
そのパン達がこれまた美味しいのなんのって。
見た目も売り物そのものです。
一瞬、日本のパン屋さんで朝ごはんしている錯覚に陥りました。
さっちゃん家族も家から出てきて、皆でもぐもぐあっという間に食べてしまいました。

副たん、ありがとう
ブッククラブは幸せものです。
クリスマス気分
2012-12-08 (土) | 編集 |
12月にはいって、いよいよクリスマスがやってきます。
ブッククラブも暖炉のまわりにクリスマスの可愛らしい飾りつけをしました。

Christmas 2012
子供と本 2
2012-12-07 (金) | 編集 |
子供が少し大きくなると、寝る前の絵本の読み聞かせが出来る様になりました。
子供も楽しみにしているようで、読んでほしい絵本を持ってきたりしました。
おしゃべりはまだ出来なくても、絵の綺麗なものや、お話の面白さは判っていたのかも知れません。
夫が家にいる場合は英語の絵本を、夫が不在の時には私が日本語の絵本を読んであげました。

上の息子が1歳になる頃、私の母の家に週に1回息子だけが1泊する様になりました。
そこでは中国語に接することが出来、絵本の読み聞かせも中国語です。
こんなに簡単に書いていますが、母の家に息子を置いてくる時はもちろん大泣きです。
息子も母も大変だったと思いますが、私は下の子の妊娠がわかり心身ともに疲れ果てていたので、週に1日の休息を必要としていました。
ミステリー本の50セント貸し出し
2012-12-06 (木) | 編集 |
ブッククラブの本が多くなるにつれ、本を入れるスペースがどんどん足りなくなってくるという、うれしい悲鳴をあげています。

うれしい悲鳴を感謝の気持ちにするにはミステリー本の貸し出しを1冊1ドルから50セントに割引することに致しました。

ミステリーがお好きなあなた、この機会に是非ミステリー本を借りてくださいね。
本のご紹介 山崎編
2012-12-05 (水) | 編集 |
山崎豊子
白い巨塔 (上・中・下)

今回メンバー様にご寄付を頂いて再読の機会に恵まれた白い巨塔、本のカバーに1963年に連載を始めた「白い巨塔は」鋭い社会性で話題を呼びました、と書いてあります。
私がこの本に出会ったのは、1970年代の後半でした。
時代の背景は異なりますが、人間はちっとも変わらないなあ、なんて思ったりしました。
本好きの人には答えられない面白さです。
余談ですが、田宮二郎扮する主人公のテレビドラマ「白い巨塔」も同じころ流行ました。
本入荷のお知らせ 52
2012-12-04 (火) | 編集 |
寄付して頂いた本がブッククラブの本棚に仲間入り致しました。

・大人向けの本 136冊 恩田陸・宮本輝・宮部みゆき・伊坂幸太郎他 

tmk様、ありがとうございました

本の中のあれこれ 村上編
2012-12-03 (月) | 編集 |
村上春樹
アフターダーク

村上春樹の本はどちらかと言えば苦手でした。
過去にノルウェーの森、海辺のカフカ、ねじまき鳥クロニクル、うずまき猫のみつけかた、神の子どもはみな踊る、SYDNEY、羊をめぐる冒険、東京奇譚集などを読んでみましたが、何を言いたいのかよくわからないと感じていました。
そんな中でアフターダークはなんとなくわかる気がして、座り心地の悪かった硬いイスが、クッションを置いたことですんなりとおさまった感じです。
でももしかするとそれは、文中に横浜の中華学校のことがちょっと出てくるからかもしれません。
身近に感じることがあると、人はこんなにも捉え方が変わってしまうのですね。本はとっても不思議です。
本のご紹介 佐藤編
2012-12-01 (土) | 編集 |
佐藤多佳子
神様がくれた指

主人公は若い職人気質のスリで、被害はその時相手が所持する財布や現金のみ。
暴力的な窃盗に反感を持ち、プロとしてのプライドと一種のスポーツマンシップのような気概を保持している。
彼は根っからの犯罪者で窃盗行為を生活手段にする事に迷いがなく、しかも天才的先天的な天分があって職業実行時のスリルに目がない。
こういう法律的倫理的にまずい作業に抜群の天分と情熱を燃やす以外、主人公は性格的にも行動的にも、並外れた好青年なのだ。(解説―坂田靖子)

全くその通り。
あまりの面白さにスリが一種のスポーツかと錯覚するくらいです。
後は読んでのお楽しみ。